ドバイ、ギネス認定世界最大の銀塊1971kgをトークン化

ドバイ最大級の経済特区であるドバイ・マルチ・コモディティ・センター(DMCC)は9月7日、世界最大の銀塊をトークン化した投資商品の提供開始を発表した。ギネス世界記録に認定された重量1971kgの銀塊に、要件を満たす個人投資家も投資できる。

従来、大型の銀塊を丸ごと購入するには、多額の資金が必要になる。今回の商品では現物を保管したまま、銀塊に連動する持分を小口に分け、デジタルの「トークン」として販売することで、投資に参加しやすくする狙いだ。

この銀塊は、田中貴金属工業が公表する銀価格を基に試算すると、約7億3500万円に相当する。

銀の相場を示す表。日付は2026年9月8日、店頭小売価格は373.23円、前日比-3.96円、店頭買取価格は356.18円、買取前日比-3.96円。
<銀の店頭小売価格(9月8日9時30分公表)|田中貴金属工業

今回の商品では現物を保管したまま、銀塊に連動する持分を小口に分け、デジタルの「トークン」として販売する。高額な銀塊を丸ごと購入せずに投資できる仕組みだ。

発行・販売は、ドバイ仮想資産規制局(VARA)の規制下で運営するTokinvest(トークインベスト)が担う。トークンの発行には、ブロックチェーンのBNB Chain(BNBチェーン)を使う。DMCCとVARAが進めるコモディティ(商品)のトークン化の枠組みでは、初の商品となる。

現物の銀塊は、商品の所有権などを記録するDMCCの仕組みを通じて登録・検証され、専門業者が保管する。

購入したトークンを売買できる二次市場も、初回発行後に開始する予定だ。開始には規制や取引サービスの要件を満たす必要があり、具体的な日程は公表されていない。

銀塊の純度は99.9%で、重量はアラブ首長国連邦(UAE)の建国年である1971年にちなむ。DMCCは2025年11月26日、この銀塊をトークン化する計画を公表していた。

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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stock

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