ビットコイン、ドル円152円台で円建て軟調 本日はレーバーデー明け【楽天ウォレットDaily Report】

ポイント

・ドル建て価格はもみ合い下値堅い
・円高で円建て価格軟調
・本日はETF再開で底堅い
・CPI・FOMC待ちで様子見

昨日のBTC市場

昨日のBTC市場はもみ合い推移となった。

BTC/JPY hourly candlestick chart with annotated events in Japanese, showing price movement and dotted support/resistance lines around 80,000 and 79,000 yen.

8万ドル(約1230万円)台では上値が重く、7.8万ドル(約1200万円)台では下値が支えられ、おおむね7.9万ドル(約1215万円)台での取引が続いた。一方、ドル円相場が156円台から152円台へ下落し、円建て価格は軟調に推移した。

BTCは8月半ばに200日移動平均線を上抜けて急騰した。8.1万ドル台半ばで上昇が一服すると、タカ派寄りのウォーシュ議長講演を受けて7.6万ドル台へ下落。しかし、ウィリアムズNY連銀総裁やウォーラーFRB理事のハト派発言で切り返すと、金曜日早朝に8.2万ドルへワンタッチした。

5月の戻り高値8.2万ドルで上値を押さえられると、雇用統計が強く一時7.8万ドル台へ下落したが、ETFフローがプラスだったことやウクライナ和平への期待もあり、じりじりと値を戻して8万ドル台に回復した。しかし週末にイランが米軍艦を攻撃し、米国が報復としてイランのタンカーを攻撃した。イランがペルシャ湾外に新たな航行禁止区域を設定すると、週明けの原油相場は上昇、BTCは8万ドル台半ばで上値が重くなり、7.9万ドル台へ失速した。

海外時間に入ると、米休場でETFフローが望めないなか7.8万ドル台へ値を下げ、その後は7.9万ドルを挟んだもみ合いが続いた。

一方、ドル円相場ではベッセント財務長官らの発言を機に日銀の複数回利上げ観測が浮上した。ドル円が5月と8月の介入後安値である155円を割り込むと、一時152円台まで下落し、円建て価格は軟調に推移した。

本日のBTC市場

本日のBTC市場は底堅い展開を予想する。

昨日は「上値は重いが下値も堅い展開を予想する」と申し上げた。買いの主力であるETFフローがないだけに上値トライは期待しにくい一方、レイバーデー明けで投資家が本格的に戻ってくるうえ、週末にCPIを控えて様子見姿勢が高まる、というのがその理由だった。本日はETFフローが再開する可能性があるため、「上値トライは期待しにくい」という条件が外れ、投資家が市場に戻ってくることもあり、底堅い展開を予想している。

ただし、久しぶりに戻ってきた投資家には現水準がやや高く映り、利食い売りが出る可能性もある。いずれにせよ、9月17日のFOMCについて、CME先物では利上げ58%・据え置き42%、予測市場では52対48と見方が割れており、週末のCPIへの注目が高まるなか、様子見姿勢は徐々に強まる可能性が高い。

ドル建て価格の変動が抑えられるなか、ドル円相場が円建て価格に大きく影響している。すでに5月と8月の安値155円台を下抜け、1〜2月の安値152円台に到達した。ここを下抜けると、145円程度まで下値の目途が見当たらない。

きっかけはG20でのベッセント財務長官による利上げとリフレ停止の要請である。一見、内政干渉とも取れる発言だが、「急激な円安による連鎖的な通貨危機を回避するため」に協調介入に応じた後も、円安阻止に必ずしも真摯に向き合っているとは言いがたい日本政府の対応に、しびれを切らした格好だ。

日本が財政支出と金融緩和というリフレ政策から本当に脱却すれば、第2のプラザ合意ともなりうる大きなイベントになる。日本政府の対応はなお不透明だが、ドル円相場のトレンドが変わった可能性がある。今後も円高圧力がかかり続け、円建て価格の重しとなりそうだ。

詳しい解説は楽天ウォレットの公式Youtubeをご覧ください。
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※この記事は「楽天ウォレット」のデイリーレポートを転載したものです。
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