イオレ、HYPE取得1億円到達──暗号資産業界団体にも加入

東証グロース上場のイオレは 8月31日、暗号資産(仮想通貨)のハイパーリキッド(Hyperliquid:HYPE)を追加取得し、7月28日の初回購入以来積み上げてきた取得総額が1億円に達したと発表した。

同社は7月29日、初回となるHYPE購入を発表した際、8月末までに複数回に分けて追加購入し、取得総額を1億円とする方針を示していた。発表により、この目標を達成したことになる。

今回の追加取得は7月30日から8月31日にかけて実施し、取得量は約8709.57HYPE、取得金額は8991万5336円、平均取得単価は約1万324円だった。

初回分と合わせた累計取得量は約9787.82HYPEとなり、累計取得金額は1億円。累計の平均取得単価は約1万217円となった。

ハイパーリキッドは無期限先物取引などを扱うオンチェーンのデリバティブプラットフォームで、HYPEはその基盤となるトークン。イオレは、AIエージェントが自律的に取引を実行する経済圏との親和性が高い資産と位置づけている。

同社はこの取得を単なる資金運用ではなく、ウォレットや決済といった利用者接点とレンディングやDeFi(分散型金融)を結び付ける次世代金融インフラ構想「Neo Crypto Bank」の実現に向けた戦略的な取り組みの一環と説明した。

今後は市場環境や流動性、自社の資金状況を見ながら、デジタルアセットの追加取得を継続的に検討する方針だという。保有するHYPEは四半期ごとに時価評価し、評価損益を損益計算書に反映させるとしている。

また、同社は9月1日、一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)に準会員として加入したと発表。暗号資産に関する法規制や会計・税務ルールの整備など、業界全体での健全なルール形成に貢献することが目的だとしている。

デジタルアセットの戦略的な調達・保有を進める一方で、業界団体への参加を通じたルール整備への関与も強めている格好だ。 

|文:橋本祐樹
|トップ写真:イオレ代表取締役社長兼CEOの瀧野諭吾氏(撮影:NADA NEWS編集部)

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