ビットコイン(BTC)を保有する企業の評価手法として用いられる指標「mNAV(Multiple of Net Asset Value)」において、メタプラネットの数値が8月29日、1.01倍を記録したことが同社の提供するデータから確認された。
mNAVとは、企業の評価額(時価総額や負債等で算出される企業価値)が、保有するビットコインの純資産価値に対して何倍の規模で評価されているかを示す倍率指標である。
一般的に1倍を下回る水準は市場評価が保有資産価値を下回るディスカウント状態を意味し、1倍を超える水準はプレミアム評価への転換を示す。

同社アナリティクスデータによると、8月29日時点の内訳は、株式時価総額4423億円に負債742億円および優先株236億円を加算し、現金19億円を控除した企業価値(EV)が5382億円、保有する4万3000BTCの純資産価値(BTC NAV)が5339億円となり、比率は1.01倍を算出した。
メタプラネットのmNAVが1倍を上回るのは、2026年5月6日(企業価値5249億円、BTC NAV5138億円で比率1.02倍)以来となる。
足元では株価の変動等により0.92倍前後へ再び調整しているものの、春先以来となる保有資産価値に対するプレミアム評価への回帰となった。
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)


