海外の暗号資産(仮想通貨)取引所MEXC(エムイーエックスシー)の日本法人アカウント「MEXC Japan」は8月23日、同社の認証コードを装った不審なSMSが利用者に届いているとして、Xで注意を呼びかけた。
同社は、8月23日夕方以降に複数の利用者から「[MEXC]認証コード」で始まるSMSを受け取ったとの連絡があったと説明し、記載されたリンク先「mexc.sc」は同社の公式ドメインではないとした。
送信者名は「MEXC」と表示され過去の正規SMSと同じ画面に並ぶ場合があるが、送信者名は偽装が可能だとしている。
MEXC Japanは、8月23日時点で不正ログインや資産の不正な移動は確認されていないとしたうえで、SMS内のリンクを開かない、認証コードを他人に教えない、リンク先でIDやパスワードを入力してしまった場合はログインパスワードをすぐに変更するよう利用者に呼びかけた。
番号の流出経路については、MEXC側の経路も含めて社内で確認を進めているとしている。
MEXCは日本の金融庁から暗号資産交換業者としての登録を受けずに日本居住者向けサービスを行っている無登録業者として警告を受けている事業者の一つ。
国内での風当たりが強まる中、直近ではBitgetをはじめとする他社が日本市場からの撤退やサービス終了・制限を発表する動きが続いている。
関連記事:Bitget、日本向けサービス終了へ
他社のサービス終了に伴い、MEXC JapanはX上で「【保存版】取引所間の資産お引っ越し・完全ガイド」と題したポストや、「他所からのお引っ越し組の皆さまも、ようこそ」といった投稿を展開。不安を抱えるユーザーや資産の移動先を探すユーザー層の受け入れを積極的にアピールしている。
今回発生している偽SMS詐欺は、こうした他社撤退に乗じた「資産のお引っ越し」や口座作成を行うユーザーが増加していたタイミングを狙い、送信されてきた可能性が考えられる。
|文:栃山直樹
|画像:Adobe Stock


