現実資産(RWA)のトークン化を手がけるOndo Finance(オンド・ファイナンス)で、創業者の死去後の経営権を巡り、創業者の母親が現CEOの解任と会社の支配権を求めて米デラウェア州衡平法裁判所に提訴したと、The Blockが8月6日に報じた。
Ondo Financeは5月、創業者兼CEOのNathan Allman(ネイサン・オールマン)氏が死去し、当時社長だったIan De Bode(イアン・デ・ボード)氏が後任CEOに就くと発表していた。
しかし、オールマン氏の母親であるKathleen Allman(キャスリーン・オールマン)氏は、デ・ボード氏のCEO就任は取締役会の承認を得ておらず、無効だと主張している。
訴状によると、オールマン氏の死去時点で取締役は同氏1人だけだったため、死去後は取締役が不在になったという。
その後、キャスリーン氏は6月下旬に遺産管理人へ選任され、オールマン氏の遺産を通じて同社の支配的な議決権を引き継いだとしている。
キャスリーン氏は株主の書面決議によって自身を取締役に選任し、さらにオールマン氏の姉妹Tahnee Towill(ターニー・トーウィル)氏を取締役に加えたという。
両氏は7月24日、デ・ボード氏をすべての役職から解任し、キャスリーン氏を会長兼CEOに選任することを決議したとしている。
一方、デ・ボード氏はThe Blockに対し、キャスリーン氏の主張は「根拠がない」と反論した。
現在の経営体制は主要な関係者や投資家、Ondo Foundation(オンド財団)の支持を得ていると説明し、事業運営を続ける方針を示している。
双方がそれぞれ正当な経営体制だと主張しており、会社の支配権がどちらにあるかが訴訟の争点となっている。
|文:平木 昌宏
|画像:Ondo Finance公式サイトより


