Coinbase(コインベース)は7月23日、法人向けサービス「Coinbase Business(コインベース・ビジネス)」の利用企業が今週から、自律型AIエージェントからのUSDコイン(USDC)決済を受け取れるようになると発表した。
決済には、同社が2025年5月に公開した規格「x402」が用いられる。これはHTTPの休眠ステータスコード「402 Payment Required(支払いが必要)」を再利用し、ウェブ通信自体にステーブルコイン決済を埋め込む仕組みだ。これにより、企業は決済フローを新たに構築する必要がなくなる。
企業はエージェントからの入金を既存の口座で管理・出金でき、待機中のUSDC残高には3.35%の報酬が付く。カード決済と違いチャージバックのリスクもないという。開発者向けには、3行のコードでx402決済に対応できるSDKも用意した。
Coinbase Businessを率いるSiddharth Coelho-Prabhu(シッダールト・コエーリョ=プラブ)氏はThe Block(ザ・ブロック)に対し、「事業者は今や、自社の商品をオンラインでエージェントに販売できるようになった。追加の作業は必要ない」と述べた。
同社は、ブロックチェーン「Base(ベース)」の開発者向け文書で、先月初めてエージェント経由のアクセスが人間を上回ったと報告した。ただし、x402の1日当たりの取引件数は2025年11月をピークに大きく減少しており、実需の拡大はこれからだ。
x402は7月14日、Linux Foundation(リナックス財団)傘下の「x402 Foundation」に移管された。Visa(ビザ)やMastercard(マスターカード)など約40の企業・団体が運営に加わり、日本からもJapan Contents Blockchain Initiative(ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ)が参加している。
|文・編集:井上 俊彦
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