MoonPay(ムーンペイ)は7月9日、AI暗号資産(仮想通貨)アシスタント「MoonAgents」のTelegram(テレグラム)対応を開始したと発表した。これにより、ユーザーはメッセージングアプリのTelegramを通じてMoonAgentsとやり取りできるようになる。
MoonAgentsはこれまでデスクトップアプリとして提供されてきたが、今回の対応により、パソコンから離れた場所でも利用できる。
ユーザーは自然な会話で市場分析やダッシュボード作成、取引の準備を依頼でき、「200ドル(3万2000円、1ドル=160円換算)分をビットコインにスワップして」といった平易な文章で操作できる。取引の実行前には必ずユーザーの明示的な承認を求める仕組みだ。
重要な点は、Telegramはあくまでインターフェースとして機能し、ユーザーデータと秘密鍵はユーザーのコンピューター上に残ることだ。秘密鍵がMoonPayやTelegramのサーバーを経由することはない。
MoonPayでエージェント担当プロダクトリードを務めるKevin Arifin(ケビン・アリフィン)氏は、「TelegramからAIアシスタントにやりたいことを伝えるだけで、常に完全にコントロールできるようになった」と述べている。
Telegramを最初の連携先に選んだ理由については、すでに多くのクリプトユーザーが存在していることやコマンドやメニュー操作ではなく自然言語で指示できることを挙げた。
この動きは、暗号資産企業がAIエージェントと暗号資産をつなぐ基盤整備を進める潮流の最新事例だ。
Gemini(ジェミニ)は4月にChatGPTやClaudeを接続して取引戦略を実行できる「Agentic Trading」を開始し、Coinbase(コインベース)は6月に「Coinbase for Agents」を公開している。
|文・編集:井上 俊彦
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