暗号資産(仮想通貨)取引所のCoinbase(コインベース)は6月11日、AIエージェントをユーザーのアカウントに直接接続する「Coinbase for Agents」を発表した。
この機能によりエージェントは、ユーザーが事前に定めた制限の範囲内で、暗号資産の取引や支払いの実行、ポートフォリオの管理を代行できる。
これまでAIエージェントは投資判断の助言はできても、実際の口座情報を踏まえた執行はできなかった。
Coinbase for Agentsはエージェントに金融情報と取引機能の双方へのアクセスを与え、財務的な推論と執行を一体化させるものだ。
このツールは、WebベースのMCP(モデル・コンテキスト・プロトコル)連携はChatGPTやClaudeなどのWeb型AIに対応し、Claude CodeやCodexといったターミナル環境向けCLI(コマンドライン・インタフェース)も提供される。
ユーザーはエージェントを他の資産から隔離された専用ポートフォリオ内で動かすことができ、今後は取引額の上限や利用可能なサービスの範囲なども細かく設定できるようになる。Coinbaseの取引監視やKYTチェックも標準で適用される。
CoinbaseはAIエージェントが近い将来、経済活動の主な担い手になると考えており、2024年に開発者向けの「AgentKit」、25年にエージェント決済プロトコル「x402」を投入している。
今回の新ツールはそれらをユーザーの口座につなぐ製品となる。
|文・編集:井上 俊彦
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