暗号資産(仮想通貨)運用会社Bitwise(ビットワイズ)のリサーチ責任者、Ryan Rasmussen(ライアン・ラスムセン)氏は7月14日のブログ記事で、同社の四半期レポート「Bitwise Crypto Market Review」を引用し、直近の四半期の暗号資産の状況について語った。
同レポートは市場パフォーマンスからオンチェーンのファンダメンタルズ、機関投資家の採用まで網羅する50以上のチャートで構成される。
ラスムセン氏は、自身が重要と考える5つのチャートを挙げ、今四半期の動きを解説した。すなわち、1) 暗号資産と暗号関連株の大きな乖離、2) 暗号資産アプリケーションの収益拡大、3) 実物資産(RWA)の強気相場、4) 予測市場の拡大継続、5) 暗号関連株と主要資産との低い相関——だ。
2026年上半期、暗号資産価格は36%下落した一方、暗号関連株は23%上昇し、新興国株を除くすべての主要資産クラスを上回った。
暗号アプリ上位10件の過去12カ月の合計収益は59億ドル(約9440億円、1ドル=160円換算)に達し、トークン化RWAは第2四半期に過去最高の330億ドル(約5兆2800億円)を記録している。
予測市場の建玉は18億ドル(2880億円)、四半期売買高は430億ドル(約6兆8800億円)でいずれも過去最高となった。
ラスムセン氏は「50以上のチャートのどれも、最近最もよく聞かれる『暗号資産価格は底を打ったのか』という問いには答えられない」と述べている。
その上で、同氏は「しかしチャートは、暗号資産の根強いファンダメンタルズと、弱気相場の中でも利用・収益・普及が複利的に積み上がる分野を示している。私にとって、それは非常に興味深い領域であり、次のサイクルが築かれる基盤となるものだ」と指摘した。
|文・編集:井上 俊彦
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