DefiLlamaのデータによると、先週、Binance(バイナンス)の週間純流出額は約4億ドル(約640億円、1ドル=160円換算)に達した。ただし、バイナンスは日常的に数十億ドル規模の資金移動があり、この水準は同社にとってそれほど特異なものではない。
Binanceは6月24日、ギリシャの金融市場委員会(HCMC)へのMiCA(暗号資産市場規制)ライセンス申請を取り下げ、別のEU加盟国での認可取得を目指すと発表していた。
しかし、7月1日の移行期限までに認可を得られない見込みで、EU域内ユーザーへの新規オンボーディング停止や一部サービス制限が生じる見通しだ。
ロイターの報道によると、スペイン国家証券市場委員会(CNMV)のCarlos San Basilio(カルロス・サン・バシリオ)委員長は「例外も延長も認めない」と述べ、期限延長を明確に否定した。
欧州証券市場監督機構(ESMA)も6月23日、未認可の暗号資産サービス事業者は7月1日以降ただちにEU事業を停止するよう求めている。
MiCAライセンスを取得済みのOKXをはじめとする複数の取引所がバイナンスのEUユーザー獲得に動く中、BinanceのRichard Teng(リチャード・テン)CEOは「資産は安全だ。数カ月以内にMiCAライセンス取得を目指す」と述べ、EUへのコミットメントを強調している。
|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock



