ビットコインの4年サイクルはまだ終わっていない=21Shares

暗号資産投資会社でETF(上場投資信託)発行会社でもある21Shares(21シェアーズ)は、ビットコイン(BTC)が2026年に「4年サイクル」から外れると予測していた。

しかし同社は、6月24日に公開した最新レポート「Market outlook 2026:mid-year update」で、その予測が外れたことを認めた。「正直に言って、価格変動は依然として以前と変わらないように見える」と同社は書いている。

4年サイクル(周期)とは、BTCが約4年ごとのマイニング報酬半減の後にピークを付け、その後、底を打つという歴史的な値動きのパターンを指す。

同社はサイクルが崩れていない可能性を認めつつ、「我々の仮説が完全に間違っているわけではない」と指摘し、「市場構造は明らかに変化している。ETFの保有は機関投資家によるものが増えており、現在の約50%の下落は、過去サイクルの80%超の弱気相場に比べてはるかに穏やかだ」と分析した。

BTCは水曜日に再び6万ドルを割り込んだが、オンチェーンの平均取得コストである5万4000ドルは上回っており、過去のような全面的な投げ売りには至っていないと同社は述べ、年末の基本シナリオは最高値更新ではなく10万ドルへの回復だとしている。

一方、同社が描いた他の高成長予測の一部も期待外れに終わっている。

同社は、2026年にステーブルコイン時価総額が1兆ドル(約160兆円、1ドル=160円換算)に達する、DeFi(分散型金融)の預け入れ総資産(TVL)が3000億ドル(約48兆円)に達する、暗号資産財務会社(DAT)の運用資産が2500億ドル(約40兆円)に達するといった見通しを示していたが、いずれも未達となっている。

|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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