オンチェーン分析企業CryptoQuantの報告書によると、0.01BTC未満の少額のビットコイン(BTC)取引が、現在1日の全取引の約80%を占めている。
2023年の約44%から大きく増加した。BTC価格の低迷が続くなかでも、ネットワーク活動は2024年末以来の最高水準に達している。
CryptoQuantのリサーチ責任者であるJulio Moreno(フリオ・モレノ)氏は報告書で、「取引の急増はほぼ完全に最低額の取引に集中しており、0.01BTC未満の取引が1日の取引件数の約80%を占めている」と指摘した。取引件数は多い一方で送金されるBTC量は比較的小さく、プロトコル主導型の活動に典型的なパターンだという。
この急増は、ブロックチェーンにデータを書き込めるOP_RETURNオペコードの利用拡大と連動しており、Runes(ルーン)やOrdinals(オーディナル)、BRC-20、データのタイムスタンプ用途が主因となっている。
これらは546Satoshi(1億Satoshi=1BTC)といった極めて少額の取引を大量に生み出している。メンプール(未承認取引の待機列)も、2025年2月下旬以来の高水準となる12万8000件に達した。
モレノ氏は、非金融的なオンチェーン活動が拡大し続ければ、ブロック容量をめぐる競争が激化し、時間に敏感な経済的取引の手数料を押し上げる恐れがあると指摘する。
1日のBTC取引総数は今年80万件を超え、増加は一時的でなく構造的なものとみられる。
|文・編集:井上 俊彦
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