ステーブルコイン決済サービスを手がけるSlash Visionは6月12日、みんなの銀行と、ステーブルコイン決済ソリューションの価値共創に向けた基本合意書を締結したと発表した。
リリースによると、両社はまず、みんなの銀行が提供するBaaS(Banking as a Service)基盤を通じ、Slash Visionの「Slash App」に日本円の入出金などの銀行機能を組み込むという。
BaaSは、銀行が持つ口座・決済などの機能を外部サービスに組み込める仕組みを指す。今回の取り組みにより、Slash App上で日本円とステーブルコインをよりスムーズに扱える環境の構築を目指す。
また将来的には、両社の技術やライセンスを活用し、トークン化預金とステーブルコインの交換など、日本円と米ドル建てステーブルコイン「USDC」をつなぐオンランプ/オフランプ機能の搭載も構想しているという。

開発するソリューションについては、「Slash App」への導入にとどまらず、同様のニーズを持つ他の事業者への展開も目指す。
両社は今後、「Slash App」への銀行機能の組み込みを進めるとともに、具体的なユースケースの創出や課題の洗い出しに向け、実証実験(PoC)のパートナー企業も模索する方針だ。
なお、Slash Visionは4月20日、アイキタス、オリコとともに、USDCを決済原資として国内外のVisa加盟店で利用できる「Slash Card」の日本国内での発行を開始している。同カードでは、利用者が決済の都度、ステーブルコインを法定通貨へ交換する手続きを行う必要がない。
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一方、みんなの銀行は2025年7月、Solana Japan、Fireblocks、TISと、ステーブルコインおよびWeb3ウォレットの事業化に向けた共同検討を開始している。
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なお、Slash Visionのグループ企業であるVision Financial Services株式会社は、電子決済手段等取引業の登録に向けた準備を進めているという。
|文:平木昌宏
|画像:リリースより



