暗号資産(仮想通貨)運用会社Bitwise(ビットワイズ)の最高情報責任者(CIO)、Matt Hougan(マット・ホーガン)氏は6月10日のブログ記事で、ファイナンシャルアドバイザーが今やビットコイン(BTC)よりもステーブルコインや現実資産(RWA)トークン化に強い関心を示していると述べた。
今週、40人を超えるアドバイザーと面談したという同氏は「アドバイザーの視線は、ビットコイン以上にステーブルコインとトークン化に向いている」と記した。
ホーガン氏自身は6万ドル前後の現在のビットコイン価格を長期投資家にとって魅力的だと評価するが、アドバイザーは決済や資本市場で導入が進む暗号資産の実用面により関心を寄せているという。
背景として、法定通貨の価値希薄化に賭ける動きが後退したこと、そしてステーブルコインとトークン化が、規制当局や大手金融機関の首脳も語る業界の中心的テーマになったことを挙げた。
この関心は弱気相場でも衰えていない。ホーガン氏は、過去の強気相場がいずれも「新たな商品」と「新たな投資家層」の組み合わせで生まれてきたと指摘し、次の局面ではファイナンシャルアドバイザーや機関投資家こそが、暗号資産の普及を促す新たな主要投資家層になり得るとの見方を示した。
仮にアドバイザーが次の主要な資金流入源となれば、資金はまずビットコインよりも、ステーブルコインやトークン化に関連する投資先へ向かう可能性があるという。
投資顧問業界の運用資産は合計175兆ドル(約2京8000兆円、1ドル=160円換算)を超えるとされる。同氏は「2年前と比べ、彼らは暗号資産の可能性をより広く精緻に捉えるようになっている」とし、これが次の強気相場の引き金になり得ると結んだ。
|文・編集:井上 俊彦
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