ナスダック上場のビットコイン関連企業ナカモトは5月20日、1対40の株式併合(リバース・スプリット)を実施すると発表した。アメリカ東部時間5月22日午前0時1分(日本時間同日午後2時1分)に発効し、同日の取引開始から併合後ベースで売買される。ナスダックの上場維持基準である最低株価1ドルを回復することが目的で、株主からは5月8日の特別総会で1対20〜1対50の範囲で承認を得ていた。発行済株式数は6億9610万株から1740万株に減少する。
同社株は20日終値で前日比7.5%安の0.16ドルと最安値圏で推移しており、2025年5月にヘルスケア企業KindlyMDとの合併を通じてビットコイン財務戦略を打ち出した直後の25ドル超から99%超下落している。また、52週高値の34.77ドルからは99.5%以上下げた水準にある。ナカモトは2025年12月10日にアメリカ証券取引委員会(SEC)から株価が30営業日連続で1ドルを下回ったとして警告を受け、6月8日までに是正することを求められていた。
株価下落は業績悪化が背景にある。第1四半期決算では2億3880万ドル(約382億800万円)の純損失を計上し、うち1億200万ドル(約163億2000万円)超は保有する5058BTCの評価損(BTC価格は四半期中に23%下落した)が占めた。同社は同四半期にBTCを追加購入せず、運営費捻出のため284BTCを売却している。
ナカモトはテネシー州ナッシュビルに本拠を置き、ビットコイン専門メディア「Bitcoin Magazine」運営のBTC Inc.やビットコイン特化型資産運用会社UTXO Managementを傘下に持つビットコイン関連事業のグローバル持株会社。
|文・編集:井上俊彦
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