暗号資産(仮想通貨)運用会社Bitwise(ビットワイズ)の最高投資責任者(CIO)、Matt Hougan(マット・ホーガン)氏は4月13日付のブログ記事で、地政学的不確実性を背景にビットコイン(BTC)が上昇する理由について分析した。
2月28日のアメリカとイスラエルによるイラン空爆開始以降、ビットコインは12%上昇した一方、S&P500は1%下落、金は10%下落している。
ビットコインはリスク資産であり、リスク回避的な地政学的ショックの際には下落すると多くの人が予想していた。しかしホーガン氏は、現在のビットコインの強さは、まさにこの紛争そのものに起因すると述べた。
同氏によれば、ビットコインを購入することは、一度に2つの賭けをするようなものだという。一つはゴールド(金)と競合する「デジタルゴールド」としての価値保存手段、もう一つは将来的に国際決済通貨として機能するという賭けだ。
背景にはドルの優位性の低下がある。2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアの主要な銀行がSWIFTから排除されたことで、中国ベースの決済インフラが台頭し、ドルの覇権に揺らぎが生じた。
さらに先週、イランの政府機関がホルムズ海峡を通過する船舶に対し1バレル当たり1ドルの通行料をビットコインで徴収すると発表した。ホーガン氏はこれを象徴的な動きと位置づけ、ドルの覇権が衰退し世界がますます分断される中で、各国が非政治的な通貨であるビットコインをグローバルな商取引に組み込む方法を徐々に模索していることは明らかだと指摘した。
同氏は今後について、ビットコインは地政学的な混乱に対するヘッジとして機能することがますます期待されるようになると予測している。そしてビットコインがゴールドのような価値保存手段とドルのような基軸通貨という二重の役割を担うようになれば、1ビットコインあたり100万ドルが妥当な出発点になると結論づけた。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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