ブロックチェーン分析企業Chainalysis(チェイナリシス)は10月14日、AIエージェントによる暗号資産(仮想通貨)決済の動向をまとめたレポートを公表した。
Coinbase(コインベース)が開発した決済プロトコル「x402」では、2026年7月までにBase上で1億3800万件を超える取引が確認された。
x402は、AIエージェントなどのソフトウェアが暗号資産を使い、データや計算資源、AIモデルへのアクセスといったデジタルサービスの料金を自動で支払える仕組みだ。
チェイナリシスによると、2026年9月までの16カ月間に確認されたx402決済の87%以上が0.01〜10セントの少額取引だった。従来のクレジットカードでは採算が合いにくいマイクロペイメントを処理できる点が特徴となっている。
地域別では、AIモデルの推論サービスに対する地域特定可能な取引の88.1%を米国関連ウォレットが占めた一方、中国関連は0.1%だった。
チェイナリシスは、中国の開発者がDeepSeekやQwenなどのオープンウェイトモデルを利用する傾向が強く、従量課金型のAI推論サービスへの支払い需要が少ない可能性を指摘している。
一方、中国関連ウォレットはセキュリティやコード分析サービス向けの地域特定可能な取引で約90%を占め、その大部分がAIを活用したスマートコントラクト監査サービス「AgentLISA」に向けられていた。
ただし、取引件数の増加がそのまま実際の商業需要の拡大を意味するわけではない。初期のx402ではミームコイン関連の活動も取引増加に寄与しており、今回の分析もAI決済市場全体を対象としたものではない。
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|文・編集:Shoko Galaviz
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