NFT取引所のBlur(ブラー)は10月13日、取引サイト「blur.io」を11月12日に閉じると公式Xで発表した。
同社によると、閉じるのは利用者が操作する画面(フロントエンド)だけで、イーサリアム上の取引の仕組み(プロトコル)は動き続けるという。
ただ、多くの利用者はサイト経由で取引しており、事実上のサービス終了といえる。
NFTを担保に暗号資産(仮想通貨)を借りられる「Blend」も、同日で新規の融資の成立を止める。
借り手は期限までに返済するか、担保を手放すかを選ぶ必要がある。同社は、期限後に資産を引き出すためのツールを用意すると説明している。
ブラーは2022年10月に公開され、米投資会社Paradigm(パラダイム)が出資した。
手数料無料とトークン配布(エアドロップ)への期待を武器に、最大手OpenSea(オープンシー)からシェアを奪った。
データ分析基盤Dune(デューン)の集計では、自己売買を除くNFT取引高でブラーのシェアは2023年2月に68%に達した。BLURを配布した月で、取引高は11億4600万ドルだった。

オープンシーは手数料を0%に下げて対抗したが、ブラーは2022年12月から2025年1月まで月間取引高で首位を保った。
その後はオープンシーが首位を奪い返し、ブラーの取引高はピークの1%未満に落ち込んでいる。
2年余りNFT取引で首位に立ったブラーは、公開から約4年で取引の窓口を閉じることになる。
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|文:栃山直樹
|画像:Blur公式サイトから


