Kalshi、約1570億円調達へ最終協議=Reuters

米予測市場Kalshi(カルシ)が約10億ドル(約1570億円、1ドル=157円換算)の新たな資金調達に向け、投資家と最終段階の協議を進めていることが分かった。Reuters(ロイター)が9月29日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

報道によると、Tiger Global Management(タイガー・グローバル・マネジメント)やDragoneer Investment Group(ドラゴニア・インベストメント・グループ)が出資を協議しているほか、既存投資家のSequoia Capital(セコイア・キャピタル)とWellington Management(ウェリントン・マネジメント)が今回のラウンドを主導する方向で交渉している。

資金調達は今後数週間以内に完了する見通しで、成立すればカルシの評価額は約400億ドルに達する可能性があるという。

カルシは5月にもCoatue主導のシリーズFで10億ドルを調達し、その際の評価額は220億ドルだった。今回報じられた400億ドルが実現すれば、評価額は約5カ月で約82%上昇する計算となる。

カルシはスポーツや選挙などのイベント契約を中心に事業を拡大してきたが、現在は幅広い資産クラスを扱う総合的な取引プラットフォームへの展開を目指している。

ロイターによると、カルシは今後数年以内の新規株式公開(IPO)の可能性についても初期段階の協議を進めている。

一方、予測市場の急成長を受け、米国では投資家保護や市場監督を巡る議論も強まっている。

【次に読む】
» Kalshi、スポーツ予測市場めぐる控訴審で敗訴
» 予測市場Kalshi、米国で個別株の無期限先物を申請──Apple・Nvidia・Microsoftなど対象
»【ST最前線】不動産STのその先へ──大和証券・澤氏が描くオンチェーン資本市場

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock