米証券インフラ企業Alpaca(アルパカ)は8月31日、予測市場大手Kalshi(カルシ)と提携し、自社の証券インフラを通じて予測市場の「イベント契約」を提供する計画を発表した。
アルパカは、日本人の横川毅CEOと原田均CPOが米カリフォルニアで共同創業した企業で、金融機関やフィンテック企業向けに、株式やETF、オプション、債券、暗号資産(仮想通貨)などの取引機能をAPIで提供している。
イベント契約は、経済指標や天候、スポーツ、金融市場など、特定の出来事が起きるかどうかを予想し、その結果に応じて決済される金融契約だ。
今回、既存のAPI基盤に、米商品先物取引委員会(CFTC)の規制下にあるカルシのイベント契約を追加するという。
これにより、アルパカの提携企業は、新たな取引基盤を別途構築することなく予測市場を自社サービスに組み込めるようになる見通しだ。
提携では、アルパカ傘下のAlpaca Derivatives(アルパカ・デリバティブズ)がカルシと接続し、アルパカが口座管理や資金移動などを、カルシが取引市場や清算機能を担う。
一方、アルパカ・デリバティブズはCFTCに先物取引業者(FCM)として登録しているが、規制対象業務はまだ開始していない。
また、今回のサービスの提供開始時期も明らかにしておらず、利用可否は地域の規制などによって異なるとしている。
|文:平木 昌宏
|画像:Alpaca公式サイトより


