分散型取引所(DEX)Hyperliquid(ハイパーリキッド)の開発元Hyperliquid Labs(ハイパーリキッド・ラボ)が、米国で暗号資産(仮想通貨)の無期限先物を提供するため、Kraken(クラーケン)の親会社Payward(ペイワード)と協議していると、Bloombergが8月31日報じた。
協議は進んだ段階にあるとされるものの、現時点で合意には至っておらず、規制当局の承認も得ていないという。
Bloombergによると、合意し規制当局の承認を得た場合、米国の利用者はペイワード傘下のBitnomial(ビットノミアル)を通じ、ハイパーリキッドのブロックチェーン上の暗号資産価格に連動する一部の無期限先物を取引できるようになる見通しだ。
また、ペイワードは米商品先物取引委員会(CFTC)に、計画の基本的な仕組みを示す提案を提示したという。
無期限先物は、通常の先物と異なり満期日がなく、暗号資産などの価格変動に継続して投資できるデリバティブ商品だ。
ペイワードは5月1日、米国の暗号資産デリバティブ企業ビットノミアルの買収を完了したと発表した。
ビットノミアルはCFTCの規制下で取引所、清算機関、先物取次業者としての機能を備えており、ペイワードは買収時、同基盤を活用して米国の適格顧客向けに無期限先物やオプションなどを提供する方針を示していた。
今回の報道に先立つ8月19日には、ドナルド・トランプ大統領がホワイトハウスで開かれた会合で、CFTCのMichael Selig(マイケル・セリグ)委員長が、ハイパーリキッドを規制に準拠した合法的な形で米国に導入するため取り組んでいると発言していた。その具体的な選択肢の一つとして、ビットノミアルを活用する案が協議されているという。
|文:平木 昌宏
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