・MoneyGram(マネーグラム)は、ソラナ(Solana)上で「MoneyGram Ramps」の提供を開始し、世界最大級のブロックチェーンエコシステムの一つで、現金から暗号資産、暗号資産から現金への交換を可能にした。
・Rift(リフト)は、ソラナ上のウォレットとして初めてMoneyGram Rampsを統合し、ユーザーは現地通貨と暗号資産をスムーズに交換できるようになった。
・ステラ(Stellar)基盤の「MoneyGram Access」は、2025年6月時点で約3000万ドルの取引を処理した。
MoneyGram、Rift Walletとの統合でソラナに現金・暗号資産交換サービスを展開
MoneyGram(マネーグラム)は、ソラナ(Solana)上で「MoneyGram Ramps」の提供を開始し、世界最大級のブロックチェーンエコシステムの一つで、現金から暗号資産、暗号資産から現金への交換を可能にした。
同社は8月11日、「MoneyGram Ramps」がソラナ上で利用可能になったと発表した。これにより、ウォレットや暗号資産取引所、開発者は、規制に準拠した法定通貨のオンランプ・オフランプサービスを、単一のAPIを通じて組み込めるようになる。今回の展開は、従来型金融とブロックチェーンの双方にまたがる相互運用可能な決済ネットワークの構築を目指すMoneyGramの戦略を、さらに前進させるものだ。
Riftは、ソラナ上のウォレットとして初めて同サービスを統合した。これによりユーザーは、MoneyGramのグローバルな決済ネットワークを利用して、現地通貨と暗号資産をスムーズに交換できるようになった。
MoneyGramは、金融活動のオンチェーン化が進む中、従来の送金サービスを超えて利用機会を広げることで、実社会でのステーブルコイン決済における同社の地位を強化するとしている。
「決済の未来を形作るのはアクセスだ。当社が接続するプラットフォームが増えるたびに、ネットワークの範囲は広がる。そして、利用する顧客が増えるほど、そのネットワークの価値も高まる。MoneyGram Rampsをソラナに展開することは、真にオープンでグローバルな決済ネットワークを構築するための新たな一歩だ」─ MoneyGramの会長兼CEOを務めるアンソニー・スーフー(Anthony Soohoo)氏
MoneyGram Rampsを利用することで、開発者は独自の銀行インフラを構築したり、複雑な規制要件への対応を自前で進めたりすることなく、規制に準拠した現金関連サービスを組み込める。
現在、25カ国以上で現金の入金、170以上の国・地域で現金の引き出しに対応している。ユーザーはMoneyGramの既存の店舗ネットワークを通じて、現金とステーブルコインなどのデジタル資産を相互に交換できる。
同サービスを導入する開発者には、API認証情報が即時に発行されるほか、サンドボックス環境、ドキュメント、SDKが提供される。また、MoneyGram Rampsは「Solana Developer Platform」の決済モジュールにも組み込まれており、開発者は法定通貨の決済インフラに直接アクセスできる。
今回のソラナへの展開は、MoneyGramが2022年にステラネットワーク上で開始した現金のオンランプ・オフランプサービスに続くものだ。ステラを基盤とする「MoneyGram Access」は、2025年6月時点で約3000万ドルの取引を処理しており、ブロックチェーンを活用した法定通貨交換サービスへの需要が拡大していることを示している。

今回の提携について、Solana Foundation(ソラナ財団)のプレジデントを務めるリリー・リウ(Lily Liu)氏は、ソラナをMoneyGramのグローバルな決済インフラと接続することで、開発者は世界規模で実社会に役立つ金融アプリケーションを構築できるようになると述べた。
一方、SOLは76ドル付近で取引され、上昇率は1%未満にとどまった。暗号資産市場全体では、水曜日に発表される米消費者物価指数(CPI)を控え、概ね小動きとなっている。


