暗号資産(仮想通貨)ウォレットを手掛けるExodus Movement(エクソダス)は、世界全体の人員の約25%を削減する組織再編を実施すると発表した。
コスト構造を見直すとともに、ステーブルコイン決済を含むフルスタック型のカード発行・決済プラットフォームの構築に経営資源を集中させる。
米証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、削減対象は従業員と個人の外部サービス提供者を合わせた約77人。同社は、市場環境を踏まえて経費を抑制しながら、買収したMonavate(モナベート)およびBaanx(バーンクス)の統合を進め、コスト構造と組織上の優先事項を決済事業への戦略転換に合わせるとしている。
両社の買収により、エクソダスの決済関連機能や顧客基盤、事業展開地域は大きく拡大した。今後は組織体制と統合後のコスト構造を見直し、戦略的な優先分野へ経営資源を振り向ける。
共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のJP Richardson(JP・リチャードソン)氏は、「会社の構築に貢献してきた優秀な人材に影響を与えるため、こうした決定は決して容易ではない」と説明した。その上で、今回の措置により、日常生活で有用性を提供するフルスタック型決済プラットフォームの構築に向けた次の段階へ進めると述べた。
対象者には退職金、福利厚生の継続、その他の移行支援を提供する。エクソダスは今回の再編に伴い、退職金や給与、関連する福利厚生費などを中心に、250万~350万ドル(約4億~5億6000万円、1ドル=160円換算)の費用を計上する見通しだ。
一方、年間換算で1000万~1300万ドルの現金営業費用を削減できると見込んでおり、削減効果が通年で表れるのは2027年になるとしている。
|文・編集:Shoko Galaviz
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