JPMorgan(JPモルガン)のブロックチェーン事業部門Kinexysは6月29日、ブロックチェーン預金口座(BDA:Blockchain Deposit Account)ネットワークを拡充し、オーストラリアドル(AUD)、香港ドル(HKD)、日本円(JPY)、中国人民元(RMB)、シンガポールドル(SGD)を追加したと発表した。
金融機関や多国籍企業は、今回追加された5通貨と、すでに対応していたユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、米ドル(USD)との間で資金移動やオンチェーン外国為替取引を実行できるようになる。
従来の国際送金では複数の銀行を経由する必要があり、各銀行の営業時間が異なる場合があるため、送金完了までに数日かかるケースも少なくない。
Kinexysが提供するBDAは24時間365日稼働しているため、企業はいつでも資金を移動させることができ、国際送金の効率化につながる手段として注目されている。
日本円建てBDAを初めて採用したのは、エネルギー企業JERAの子会社で世界有数のエネルギートレーディング企業として知られるJERA Global Markets。
同社はこのソリューションを活用し、グループ内の資金フローを管理するとともに、流動性管理の最適化を図る。
発表によると、Kinexysはサービス開始以来、累計4兆ドル(約620兆円、1ドル155円換算)超の取引を処理しており、1日あたりの平均取引額は70億ドル(約1兆850億円)超に達している。
|文・編集:廣瀬 優香
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