AIエージェントとJPYCを活用した健康経営実証へ──歩数達成に応じて報酬を配分

行動変容型ウォーキングアプリ「運動サプリ」を展開するセンス・イット・スマートは6月16日、日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用した健康経営向けウォーキング施策の共同PoC(実証実験)を発表した。

今回のPoCでは、企業の健康経営担当者がAIエージェントに自然言語で指示するだけで、社員向けウォーキングチャレンジの設計、参加案内、達成判定、JPYCによる報酬配分、レポート作成までを運用できるかを検証するという。

同社は「運動サプリ」を、AIエージェントが呼び出せる健康経営施策の実行基盤として位置づける。AIエージェントには、Claude CodeやCodexなどを想定している。

仕組みとしては、AIエージェントが施策の企画や運用指示を支援し、実際の歩数計測、達成判定、報酬配分などは「運動サプリ」が担う。

AIが外部システムを呼び出す接続方式として、MCPの活用を想定しているという。

報酬原資にはJPYCを用いる。PoCではPolygonまたはKaiaを利用し、目標を達成した場合や達成できなかった場合の配分先、配分割合をあらかじめルールとして設定する。

従来のポイントやギフト券では難しい、条件付きの報酬配分を検証する狙いだ。

リリースによると、JPYCの送金や、報酬原資をスマートコントラクトに預け入れる「資金供託」、歩数目標など、安全性に関わる操作は、担当者や参加企業の承認者が確認したうえで実行するという。

また、同社は秘密鍵や資金を預からないセルフカストディ型の設計を採用する。資金移動を確定させる署名や取引データも、同社のサーバーを経由しないとしている。

想定するPoC期間は約2〜3カ月。対象は企業、健康保険組合、保険会社、健康経営支援やAI・Web3関連のパートナー企業などで、初期PoCでは1社あたり50〜500名規模での実証を想定している。

|文:平木 昌宏
|画像:リリースより

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