ビットコイン、「和平合意」で第一関門クリア、次の目途は7.1万ドル【楽天ウォレットDaily Report】

ポイント

・底固めの第一関門6.5万ドル台回復 
・イラン和平でリスクオン加速 
・SpaceX好調、資金還流期待 
・次の目途7.1万ドルまで真空地帯続く

週末のBTC市場

週末のBTC市場は上昇した。

週央に6.1万ドル(約970万円)近辺で切り返すと、順調に回復。今朝方6.5万ドル(約1040万円)台に値を伸ばしている。 

BTCは7万ドル近辺で平行チャネルを下抜けると、雇用統計を受けた利上げ観測の高まりで一時6万ドルを割り込んだ。その後、レバノンを巡る報復の応酬をしていたイスラエルとイランが攻撃停止を宣言したこともありBTCは持ち直したが、6.4万ドル台で上値を重くすると、火曜日に米軍ヘリ撃墜を受けて米軍が空爆を開始したため、BTCは6.1万ドルを割り込んだ。 

米軍による空爆は2日続き、交渉の遅延を理由に3日連続の空爆を予告したものの、イランが和平を承認したことを理由に空爆停止を投稿すると、6.3万ドル台に反発した。大統領は「核合意が承認され、数日内に署名する」と語ったが、イラン側はこれを否定する中、BTCは6.4万ドル手前で上げあぐねていたが、上場初日のSpaceX株が募集価格135ドルを3割上回る176ドルに上昇し、米株全体もプラス圏で推移する中、BTCは6.4万ドル台に値を伸ばした。 

しかしサポートだった6.5万ドルがレジスタンスとして上値を抑えると、日曜日にイスラエル北部でドローンが着弾、報復としてイスラエルがベイルートを空爆、イランも報復を予告する中、6.3万ドル台に値を落とした。 

ところが、今朝方、トランプ大統領がホルムズ海峡が間もなく開放されると投稿、WSJも数時間内に合意を発表する見込みと報じるとBTCは切り返した。さらにパキスタン首相が和平合意文書が19日ジュネーブで署名されると述べると6.4万ドル台に上昇。大統領も合意が成立したとSNSに投稿し、イラン当局もこれを認めると6.5万ドル台に値を伸ばした。

その後、イスラエルはこの合意に反対していると伝わったが、英仏独伊は合意が署名されれば欧州独自の制裁も解除するとの声明を発表。原油価格は80ドル台に低下、日経平均は69,000円台に値を伸ばす中、BTCは6.5万ドル台後半に値を伸ばしている。

本日のBTC市場

本日のBTC市場は底堅い展開を予想する。 

BTCは3月末の安値でサポートがレジスタンスとなっていた6.5万ドルを突破し、底固めの第一関門をクリアした。次のレジスタンスは半値戻しと平行チャネルの下限だった7.1万ドル近辺。そこまでは真空地帯が続くイメージだ。  イ

ラン情勢は急転直下の合意に至った。漏れ伝わってくる概要は即時停戦、領土保全、米封鎖即時解除、30日以内のホルムズ海峡の安全航行、60日間の核協議、段階的な資産凍結解除などだ。イランが海峡再開を履行し、核協議に真摯に応じれば、段階的に欧米が差し押さえていた資産を解除するというもの。トランプ大統領は協議が不調となれば再攻撃の可能性を指摘している。 

署名は19日ジュネーブで行われる予定だが、まだ不安定要素はある。この内容であればもっと早くに合意できたはずと思われるが、これが進まなかった背景にイスラエルとイラン革命防衛隊といった和平に反対する勢力の存在がある。それゆえ、今回も合意直前になってヒズボラはイスラエル北部にドローンを飛ばし、イスラエルはベイルートを空爆した。さらに今回の合意にイスラエルは同意していない模様で、トランプ大統領はネタニヤフ首相を厳しい言葉で非難している。 

それゆえ、原油価格は80ドル近辺に値を下げたが、攻撃前の60ドル台には戻り切っていない。逆に言えば、BTCにも上値余地があると言えるかもしれない。 

もうひとつ注目はSpaceX株動向だ。金曜日に同社株は「加熱しすぎて資金が吸い寄せられた場合や、急落してリスクオフとなるケースを避け、比較的落ち着いた取引になるのが理想的」と申し上げたが、募集135ドルに対し、初日のピーク176ドル(3割高)、終値160ドルと理想的だった。報道によれば、750億ドルの募集に対し、個人・法人合わせて3500億ドル以上の申し込みがあった模様で、按分や抽選にあぶれた資金が株式市場に還流している様子がうかがえる。金曜日にはETFフローもプラス転しており、これから本格的に戻ってくる可能性がある。

詳しい解説は楽天ウォレットの公式Youtubeをご覧ください。
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※この記事は「楽天ウォレット」のデイリーレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
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