リミックスポイントは6月11日、未定としていた2027年3月期(2026年4月〜2027年3月)の連結業績予想を公表した。
売上高は487億7700万円〜561億1200万円、営業利益は67億2300万円〜140億5800万円を見込む。
親会社株主に帰属する当期純利益は53億1900万円〜114億4300万円となり、黒字転換する見通しだ。
保有暗号資産の評価益としては47億700万円〜120億4200万円を織り込んだ。

ただし、この業績予想は暗号資産価格の上昇を前提としている。
同社が置いた2027年3月期の前提価格は、ビットコイン(BTC)が1BTC=8万6000ドル〜11万6000ドル。
2026年6月11日時点でBTCは約6万2600ドルで推移しており、同社の下限前提でも現値を大きく上回る水準となる。
リミックスポイントは、この前提について、将来の暗号資産価格を保証または予測するものではなく、現時点で入手可能な情報に基づき、業績予想を算定するために置いた条件だと説明している。
価格レンジの具体的な算定根拠までは示していない。
前期は、保有暗号資産(仮想通貨)の時価評価により58億9300万円の評価損を計上し、最終損益は47億4000万円の赤字だった。

直近のビットコイン相場は、6月4日に一時1000万円を割り込んだ後、11日時点では1000万円台前半で推移しており、上値の重さが意識されている。
こうした相場環境を受け、DAT企業では評価損の計上や戦略の見直しも相次いでいる。
例えばメタプラネットは2026年12月期第1四半期の連結決算で1163億円のBTC評価損を計上し、大幅赤字となった。
コンヴァノも、市場変動を踏まえ、最大2万1000BTCの取得を目指していた計画を事実上見直している。
|文:平木昌宏
|トップ画像:リミックスポイント公式サイトより(キャプチャ)



