ブロックチェーン分析企業Chainalysis(チェイナリシス)は6月9日、韓国国家警察庁(KNPA)と暗号資産(仮想通貨)犯罪捜査における協力関係を強化するための覚書を締結したと発表した。
覚書締結の背景には、北朝鮮が関連する暗号資産攻撃への対策強化がある。
北朝鮮と関連のあるハッカー集団は、昨年だけで20億ドル(約3100億円、1ドル155円換算)超、過去5年間で55億ドル(約8525億円)相当の暗号資産を盗み出した。
KNPAは、こうした脅威への対応の最前線に立っているという。
覚書締結により、KNPA職員は、Chainalysis Academyで提供される研修コンテンツを利用できるようになる。
加えて、暗号資産捜査に関する知識や技能を基礎レベルから専門家レベルまで段階的に習得できる認定プログラム「Chainalysis Digital Asset Program(CDAP)」に参加できるようになる。
今回の覚書締結は、韓国の法執行機関における捜査能力構築に対するチェイナリシスの長期的なコミットメントを強化するものだ。
2025年9月には、ソウル特別市警察庁(SMPA)がチェイナリシスのブロックチェーンデータプラットフォームを活用し、約390億ウォン(約39億円、1ウォン0.1円換算)相当の暗号資産を盗んだ国際的ハッキング組織の摘発に成功した。
|文・編集:廣瀬 優香
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