モバイルオンラインゲームやブロックチェーン等事業を展開するgumiは6月9日、完全無料の予測エンタメサービス「ヨソクヒロバ」の提供を開始した。
政治、経済、スポーツ、エンターテインメントなど幅広いテーマについて、ユーザーが未来の出来事を予測し、的中精度を競うサービスだ。
海外ではPolymarket(ポリマーケット)やKalshi(カルシ)に代表される予測市場が急拡大する一方、日本では、自己資金を投じて結果に応じた利益を得る仕組みが賭博罪などの論点に触れ得る。
gumiはこうした法的論点を踏まえ、初期段階では暗号資産やウォレットを使わず、無料ポイントを使った予測エンタメとしてサービスを立ち上げた格好だ。
ヨソクヒロバでは、予測参加に専用ポイント「ヨソポ」を使用する。予測が的中すると報酬ポイント「ゴールド」を獲得でき、一定条件を満たすことで「えらべるPay」などを通じて電子マネー等に交換できる。
利用料金は無料で、gumiは賭博罪その他の適用法令に抵触しないよう、法律事務所や弁護士と検討を重ねた上でサービスを設計したとしている。
NADA NEWSが3月に行ったインタビューで、同事業のプロジェクト責任者である安積侑希氏は、まず一般層への普及を優先し、初期段階ではウォレットの取得や暗号資産の購入を必要としない形で始めると説明していた。
安積氏は、Polymarketのような既存の予測市場が暗号資産投資家やギャンブル層に偏りやすい側面を指摘した上で、ポイ活層や学生、主婦層にも広げる「予測市場の大衆化」を目指す考えを示していた。
その一方で、将来的なWeb3化の構想も残る。安積氏は同インタビューで、サービスの成長後には投票データのオンチェーン化や、特定トークン保有者に擬似ステーキングのような形でAポイントを付与する仕組み、Bポイントの出口をステーブルコインにする構想にも言及していた。
リリース記念施策として、W杯の試合結果を予想するキャンペーン「W杯ヨソクPick!」も開催予定。
キャンペーン内の予選・本選それぞれで最も多く的中したユーザーに特典を付与し、最多的中者が複数いる場合は対象者で特典を山分けする。詳細は公式Xと公式noteで順次発表される。
gumiは今後、企業や研究機関等との連携を広げ、ユーザーの予測データをもとにした集合知の形成を目指すという。
|文:平木昌宏
|画像:リリースより



