ナスダック上場のSkyAI(スカイAI、旧Sharps Technology)は10月19日、保有するソラナ(SOL)をすべて売却し、自社株とワラントの公開買付けを16日に開始したと発表した。
それぞれ最大95%を1株(1ワラント)あたり3ドル(約480円、1ドル=160円換算)の現金で買い取る。全量応募時の買付総額は約2億130万ドル(約322億円)で、期限は29日だ。
アメリカ証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、同社は16日時点で約2億2380万ドル(約358億円)の現金を保有する。買付け提案の当初の条件だった「SOL価格が100ドル以上」はもはやSOLを所有していないため、撤廃した。
同社は2025年8月に4億ドル(約640億円)超の私募増資を実施してSOLの財務戦略を始め、翌月に200万SOL超を取得した。
年次報告書によると、2025年末の約208万SOLは取得原価4億310万ドル(約645億円、1SOLあたり約194ドル)に対し評価額2億5010万ドル(約400億円)で、約1億5300万ドル(約245億円)の含み損を抱えていた。
背景には、株価が保有資産の価値を下回る状態が続いたことと株主の圧力がある。約10%を保有するBastion Trading(バスティオン・トレーディング)は売却の詳細開示と買付価格の3.5ドルへの引き上げを求めている。
日本ではWIZE(ワイズ)が国内上場企業で最大の約6.6万SOLを保有する。
他のSOL財務企業もSkyAIと同様に株価の低迷が続けば、資産を売却して株主還元に回す動きが広がる可能性がある。
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|文・編集:井上 俊彦
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