シンガポール拠点のSLASH VISION(スラッシュ・ビジョン)は10月15日、日本国内でステーブルコインによるカード決済が可能なクレジットカード「Slash Card」の一般公開と、専用アプリ「Slash App」のリリースを発表した。
同社は2025年7月、Slash Cardのクローズドβ版について事前登録の受け付けを開始。今年4月にはオリエントコーポレーション、アイキタスとの3社でカード発行を始めた。米ドルに価値が連動するステーブルコイン「USDC」を決済原資とし、国内外のVisa加盟店で使える。決済時には、利用者が保有するUSDCをもとに処理が行われる一方、加盟店側には従来のカード決済と同じように日本円などの法定通貨で支払いが行われる仕組みだ。
同社は、USDCを活用した日本初のVisaカードとしている。
今回のアプリリースを機に事前登録制は終了し、今後はアプリから直接申し込めるようになる。4月のカード発行時には、8月をめどに一般ユーザー向けの申し込み受け付けを始める予定としていたが、やや遅れての開始となった形だ。事前登録の開始から約1年3カ月を経て、一般リリースとなった。
Slash Appは、ステーブルコインの保管・送金ができるセルフカストディウォレットと、カードの決済・管理機能を一つにまとめたアプリ。従来のWebアプリの機能に加え、本人確認手段や生体認証の対応などが追加された。

本人確認は、従来はマイナンバーカードのみに対応していたが、運転免許証でも確認できるようにした。また、顔認証・指紋認証によるログインに対応し、アプリの起動やPIN(暗証番号)の入力を代替できるという。
同社は今後、Virtual、Normal、Premiumの3つのカードランクを設ける予定だ。サブスクリプションへの加入やレンディング額に応じてTier Pointを付与し、ランクごとの特典を決めるとしている。
アプリはiOSとAndroidに対応し、運営はSlash Vision Japanが担う。
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|文:橋本祐樹
|画像:リリースより


