韓国のJeonbuk Bank(全北銀行)が、法人向けにビットコイン(BTC)を担保とするウォン建て融資を実行した。韓国メディアのEdaily(イーデイリー)が10月12日、同国の銀行では初の事例として報じた。
今回の融資は企業の事業運営資金を対象とし、担保に利用できる暗号資産(仮想通貨)はBTCに限る。担保は専門の保管・管理業者が預かり、全北銀行はBTCの所有権や直接の管理権を持たない。
韓国では10月1日、改正民事執行規則が施行された。暗号資産の引き渡しを求める権利について、差し押さえや売却による現金化、担保権の実行手続きが整備された。
全北銀行はこの仕組みを活用し、返済が滞った場合もBTCを直接引き取らず、裁判所の売却命令などの手続きを通じて担保を現金化する。その売却代金から融資を回収する仕組みだ。
なお、融資利率や担保掛け目(担保価値に対して借りられる金額の割合)などの具体的な条件は示されていない。
ビットコインを担保に法定通貨を調達するサービスは、日本でも提供されている。CRYL(クリル)は7月9日、保有するビットコインを売却せずに日本円を借りられる暗号資産担保ローンの提供を開始した。
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|文:平木 昌宏
|画像:Adobe Stock


