ビットコイン(BTC)財務企業Strategy(ストラテジー)のMichael Saylor(マイケル・セイラー)会長は8月30日、Xに「We’re ₿ack(我々は戻ってきた)」と投稿した。
Strategy(ストラテジー)のビットコイン取得実績チャートを添えた2語のメッセージで、買い増し再開が近いとの憶測を呼んでいる。同氏は日曜に含みのある投稿を行い、翌月曜に取得を発表する例が多いためだ。
同社は約2カ月間、恒例だった週次の買い増しを停止してきた。アメリカ証券取引委員会(SEC)提出のフォーム8-Kによれば、直近の取得は6月22日発表の520BTC(約3490万ドル、約55億8000万円:1ドル=160円換算)が最後だ。
この間、経営陣は保有量の拡大よりバランスシートの強化を優先している。優先株配当・利払いに充てるUSDリザーブを51億ドル(約8160億円)へ積み増し、用途の広い新設のUSDキャッシュ、15億9000万ドル(約2544億円)を確保した。ドルの流動性は計66億9000万ドル(約1兆704億円)に達する。
8月23日時点の保有は84万447BTC、取得総額633億6000万ドル(約10兆1376億円)、平均取得価格は約7万5385ドルだ。ビットコインが7万9000ドル前後まで戻したことで、数カ月ぶりに約28億ドル(約4480億円)の含み益へ転じた。
セイラー氏の宣言は、運用面では手元資金の再投入準備が整ったことを、心理面では収益性回復の号砲という複数の意味を持ちそうだが、まだ購入再開が確認されたわけではない。
日本ではメタプラネットが6月末時点で4万3000BTCを保有するものの、含み損が続いている。
|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock


