暗号資産(仮想通貨)取引所Gemini(ジェミナイ)と金融インフラ企業Apex Fintech Solutions(エーペックス・フィンテック・ソリューションズ)は24日、暗号資産を対象とした予測市場の提供に向け、基本合意書(LOI)を締結したと発表した。正式契約は未締結だが、両社は今後数週間以内に協業の詳細を詰める予定としている。
合意が成立すれば、ジェミナイの子会社であるGemini Titan(ジェミナイ・タイタン)が、エーペックスの先物取引業者(FCM)を通じてブローカー顧客へ提供される暗号資産イベントコントラクトの独占的な規制対象の取引プラットフォームとなる。
エーペックスのFCMを利用する証券会社は、ジェミナイの取引・清算インフラを利用することで、自社で取引所との接続基盤を構築することなく、規制下で提供される暗号資産イベントコントラクトへアクセスできるようになる。
また、両社は暗号資産以外にも、スポーツや経済、金融市場に関するイベントコントラクトについて、非独占ベースで協業する可能性があるとしている。
ジェミナイによると、2026年第2四半期までにジェミナイ・タイタンでは累計2億2500万件超のイベントコントラクトが取引され、累計トレーダー数は2万7000人を超えた。一方、市場全体ではPolymarket(ポリマーケット)やKalshi(カルシ)が依然として数百億ドル規模の月間取引高を維持し、予測市場をリードしている。
ジェミナイの共同創業者兼CEOであるTyler Winklevoss(タイラー・ウィンクルボス)氏は、イベントコントラクトへの需要拡大を背景に、自社開発した規制対応プラットフォームをエーペックスの顧客へ提供できることに期待を示した。
エーペックスも、今回の協業は伝統金融と次世代市場をつなぐ取り組みであり、証券会社が複雑なインフラを構築することなく規制下の暗号資産イベントコントラクトを提供できるようになるとしている。
※編集部より:本文を一部修正して、更新しました。8月26日6時22分
|文・編集:Shoko Galaviz
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