米ニューヨーク州のKathy Hochul(キャシー・ホークル)知事とLetitia James(レティシア・ジェームズ)州司法長官は7月31日、予測市場を運営するKalshi(カルシ)を、州内で無許可の違法賭博事業を運営しているとして提訴したと発表した。州は、カルシの州内営業の差し止めに加え、違法利益の返還、利用者への被害回復、制裁金などを求めている。
州司法長官室によると、カルシは2021年にサービスを開始し、現在はスポーツ、文化、選挙など幅広い出来事を対象とするイベント契約をウェブサイトやアプリで提供している。州側は、これらの契約はニューヨーク州法上の賭博に該当するにもかかわらず、州ゲーミング委員会の認可を取得していないと主張している。
また、カルシは18歳以上の利用者を受け入れており、ニューヨーク州のモバイルスポーツ賭博の合法年齢である21歳に達していない18〜20歳も利用できる。州は、こうした利用者を深刻な個人的・経済的リスクにさらしていると指摘した。
州はさらに、カルシが認可されたカジノやモバイルスポーツ賭博事業者に課される税負担を回避していると主張している。提訴と同時に一時的な差し止めも申し立て、対象となるイベント契約の提供停止を求めた。
訴状では、カルシに全取引の会計報告を命じた上で、利用者への被害回復、違法利益の返還、損害賠償、違法行為による利益の3倍に相当する制裁金を支払わせるよう求めている。さらに、無許可のスポーツ賭博またはモバイルスポーツ賭博を提供、あるいは提供しようとした行為1件につき10万ドル(約1600万円、1ドル=160円換算)の罰金も請求した。
|文・編集:Shoko Galaviz
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