米ステーブルコイン発行企業Circle(サークル)は7月27日、IBMのブロックチェーン関連特許ポートフォリオに含まれる資産を取得したと発表した。サークルによると、今回の取得により、同社は米国最大のブロックチェーン特許保有企業になったという。取得額などの取引条件は公表していない。
取得したポートフォリオは、680以上の特許ファミリーと、世界で発行済みの約1000件の特許で構成される。対象分野には、基盤的なブロックチェーン技術のほか、銀行、金融サービス、保険、企業向けインフラ、サプライチェーン検証、安全なクラウド運用などが含まれる。
サークルは、取得した知的財産が米ドル連動型ステーブルコインUSDコイン(USDC)、国際決済ネットワーク「Circle Payments Network」、独自ブロックチェーン「Arc」、AIエージェントが利用する金融ツールなど、オンチェーン金融インフラの事業基盤を支えるとしている。サークルとIBMは今後、追加の商業機会についても検討する予定だ。
サークルの法務責任者兼コーポレートセクレタリーを務めるSarah Wilson(サラ・ウィルソン)氏は、知的財産はオンチェーンインフラの普及と同社の使命を推進する上で重要だと説明した。今回の取得により、インターネットネイティブな金融を支えるインフラを発展させる能力が拡大するとの認識を示している。
サークルは2023年3月、特許権行使を主な事業とする企業からの訴訟リスクを抑える特許防衛ネットワーク「LOT Network」に参加した。同年12月には、ブロックチェーン上のブロックを並列処理する技術について、同社初の米国特許を取得している。
|文・編集:Shoko Galaviz
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