Ethereum Foundation(イーサリアム財団、EF)は6月23日、公式ブログで従業員54人(全体の約20%)の解雇と新たな組織構造を発表した。
財団の指針「EF Mandate(任務)」と財務管理方針に沿った、数カ月にわたる再編を完了させたという。
新体制は、プロトコル、アクセス、ユーザー、コミュニティ、機関(インスティテューショナル)の5つの業務領域別クラスターが軸となる。このほか、運営担当とマネジメント担当のクラスターも設ける。
各クラスターは異なる責務を担い、検閲耐性や捕捉耐性、プライバシー、セキュリティといったイーサリアムの中核的価値を守ることに資源を集中させる狙いだ。
今回の発表は、財団の元シニア研究者5人による独立系の非営利研究開発組織Ethlabs(イーサラボ)の設立公表の翌日に行われた。
イーサリアムの共同創設者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は同日のXで、EFの予算を約40%削減すると明らかにした。
同氏によると、削減はEFが2026年までは残りの資金の約15%を毎年支出している現状から、2030年以降は年間支出を約5%に抑える長期目標へ移行するためだという。同時に、PSE(プライバシー&スケーリング探索)部門の縮小や、年次カンファレンス「Devcon」の規模縮小についても言及した。
イーサリアム財団では最近、共同エグゼクティブ・ディレクターのHsiao-Wei Wang(シャオウェイ・ワン)氏の辞任など、幹部の離脱が相次ぎ、内部の混乱が浮き彫りになっていた。
|文・編集:井上 俊彦
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