予測市場プラットフォームのKalshi(カルシ)が、将来的なIPO(新規株式公開)に向けて投資銀行と初期協議を始めたと、The Informationが事情に詳しい関係者の話として報じた。
The Informationの報道では、カルシの年換算収益が20億ドル(約3200億円、1ドル=160円換算)を超えたともされている。
IPO協議は、カルシが急速に事業を拡大する中で浮上した。カルシは5月、シリーズFラウンドで10億ドルを調達し、評価額は220億ドルに達した。
このラウンドはCoatue(コーチュー)が主導し、Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)、IVP、Paradigm(パラダイム)、Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)、ARK Invest(アーク・インベスト)などが参加した。
カルシは、競合のPolymarket(ポリマーケット)と並び、予測市場分野の主要プレイヤーとなっている。
一方で、予測市場の急拡大に伴い、政治・規制面での監視も強まっている。特に今年の中間選挙を控え、予測市場が選挙やスポーツ、賭博に近い領域へ広がることへの懸念が高まっている。
今週には、米国のゲーミング業界団体が上院に書簡を送り、デジタル資産市場明確化法案(CLARITY Act、クラリティ法案)に、スポーツやカジノ型賭博に関連する予測市場を明確に禁止する文言を盛り込むよう求めた。
また、ケンタッキー州司法長官は今週、カルシ、ポリマーケット、および関連企業に対し、州内で無許可の違法スポーツベッティングや賭博プラットフォームを運営したとして訴訟を起こした。ほかの多くの州も同様の対応を取っている。
|文・編集:Shoko Galaviz
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