IREN、南オーストラリアに800MWデータセンター計画──APACのAI需要に対応
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ビットコイン(BTC)マイニング事業からAIインフラ企業へと軸足を移すIREN(アイレン)は、オーストラリアで初となるデータセンターキャンパス計画を発表した

同社は6月3日、南オーストラリア州バンディーで計画する800MW規模のデータセンターキャンパスを支える送電接続契約を締結したと明らかにした。通電開始は、規制当局の承認などを前提に2028年以降を見込む。

同キャンパスはアデレードの北東約125kmに位置し、南オーストラリア州の高圧送電網に接続される。契約により、電力会社の変電所で330kVのフィーダー出口4本を確保し、ネットワーク増強を必要とせず最大800MWを支えられる見通しだ。アイレンは、規制承認や契約上の条件の充足と並行して、初期工事や調達を進める方針としている。

同社によると、APAC(アジア太平洋地域)ではAI需要が急速に拡大する一方、必要なインフラとの間に大きなギャップがある。バンディーのキャンパスは、海底光ファイバー接続を通じて、シンガポール、インドネシア、韓国、日本など主要な需要地に対応できるという。

南オーストラリア州の電力網は2027年までに再生可能エネルギー100%を目指しており、アイレンは同州のクリーンエネルギーや接続性を、AIインフラ拡大に適した要素と位置付けている。

アイレンの共同創業者兼共同CEOであるDaniel Roberts(ダニエル・ロバーツ)氏は、南オーストラリア州には「大規模AIインフラが必要とする豊富なクリーンエネルギー、APACに対応する接続性、そして機会を理解し行動する州政府がある」と述べた。

同計画は、建設期間中に500人以上、稼働後には200人超の継続的な熟練雇用を生み出す見込みだ。南オーストラリア州のPeter Malinauskas(ピーター・マリナウスカス)首相も、データセンターは高品質な雇用や再生可能エネルギー基盤の強化、地域社会への新たな機会につながる重要な経済機会だと強調した。

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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