デジタルプラットフォーマーは3日、ブロックチェーン「XRP Ledger(XRPL)」を活用したRWA(現実資産)取引プラットフォームの実証実験を開始したと発表した。
第一弾として、グリーン電力に対応するデジタル証書を発行し、取引履歴をブロックチェーン上に記録する。
実証では、エネルギーテック企業のアイ・グリッド・ソリューションズと連携する。
同社が全国各地で展開する太陽光発電設備の電力を30分単位で区切り、発電量を有効期限付きのデジタル証書として管理する。
証書には、発電時刻、発電種別、発電地域などの情報も紐づける。
基盤には、XRPLのトークン規格「Multi-Purpose Token(MPT)」を活用する。
MPTは、XRPL上で発行できる代替性トークンの一種で、資産に関する情報を持たせながら、数量を管理できる仕組みだ。
今回の実証では、グリーン電力の発電量をMPTの残高として表現する。
実証の背景にあるのは、再生可能エネルギー由来の電力証書を、より実態に近い形で管理するニーズだ。
従来の電力証書は、月単位や年単位で総量管理されるケースが多く、実際に電力が発電された時間と、消費された時間にずれが生じる可能性がある。
今回の実証では証書の発行単位を30分単位まで細かくすることで、電力が発電された時間と消費された時間を、より正確に紐づけられるかを検証する。
これにより、環境価値の透明性やトレーサビリティを高め、実需に近い形でグリーン電力の価値を流通させる狙いがある。
同社は今後、今回の実証を通じてグリーン電力分野におけるRWA活用の有効性を検証する。
将来的には、カーボンクレジット、環境価値、デジタル証券、地域資産などへの展開も視野に入れるという。
|文:平木昌宏
|画像:リリースより(キャプチャ)



