オンチェーン分析企業Glassnode(グラスノード)は5月27日、週次レポートを公開し、ビットコイン相場が重要な節目で足踏みしているとの見解を示した。
レポートによると、ビットコインは7万5000ドル~7万8000ドルのレンジ内で推移しており(記事執筆時点では7万3000ドルまで下落)、短期保有者の取得原価と「真の市場平均(True Market Mean)」がいずれも7万8000ドル付近で収束していることから、強気相場への移行を支えるには、この真の市場平均を上回る水準を維持する必要がある、「上値が重い」構造になっていると指摘した。
Glassnodeは「需要不足や外部ショックが発生した場合、急激な価格下落のリスクがある。新規購入者が現在のスポット価格付近に集中しているため、この層が下落局面で最初に反応する」と警告する。
直近の一時的な価格回復については「建設的ではあるものの、より持続的な景気循環の転換期を特徴づけてきた積極的な需要流入ではなく、慎重なポジション調整によってもたらされたように見える」と分析している。
さらに、2月以降に資本フローの偏りが建設的な方向に変化したことは確認できるとしつつ、「回復の規模は、真の市場平均を超える持続的な拡大に歴史的に関連付けられてきた水準には及ばない」と評価する。
「本格的に上昇するには現物需要の回復が不可欠であり、そうでなければ市場は年初に上昇を抑制したような、不安定で売り手優勢な状況に逆戻りするリスクがある」と結論づけた。
|文・編集:井上 俊彦
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