現実資産(RWA)トークン化大手のOndo Finance(オンド・ファイナンス)は5月25日、創業者兼CEOのNathan Allman(ネイサン・オールマン)氏が32歳で死去したと発表した。ブロックチェーンを活用した資産トークン化のパイオニアとして知られていた。
同社はXへの投稿で「Ondoの創業者であるネイサン・オールマン氏が予期せぬ形で亡くなったことを、深い悲しみとともにお知らせします」と述べ、「彼の聡明さ、謙虚さ、そして情熱が、今日のOndoのすべてを形作った」と追悼した。死因の詳細は明かされておらず、遺族はプライバシーへの配慮を求めているという。後任のCEOには現社長のIan De Bode(イアン・デ・ボード)氏が就く。
オールマン氏は2021年にOndoを創業し、米国債、株式、商品など総額約38億万ドル(約6080億円、1ドル=160円換算)相当のトークン化された現実資産をオンチェーン化する取り組みで中心的な役割を担った。同社が発行するトークン化資産の保有者は11万人を超える。
Ondo創業前はGoldman Sachs(ゴールドマン・サックス)のデジタル資産チームに在籍し、それ以前にはアルゴリズム取引に特化した暗号資産ヘッジファンドChainStreet Capitalを立ち上げていた。同氏が牽引したトークン化の潮流は、BlackRock(ブラックロック)をはじめとするウォール街大手の本格参入を呼び込むなど、業界全体に大きな影響を与えた。
|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock



