RWA(現実資産)領域のDeFi(分散型金融)インフラを手がけるR25は28日、メキシコや東南アジアなどの新興国における個人向け小口ローンを裏付けにしたオンチェーン金利商品「Axil Consumer Credit Vault(rcPC Vault)」のローンチを支援したと発表した。
Vault(ボルト)とは、投資家が資金を預け、特定の運用方針に沿って利回りを得るための仕組み。今回のrcPC Vaultは、R25のVaultインフラを基盤とし、RWA領域のDeFi商品のリスク管理を手がけるAxil(アクシル)がキュレーションを担う。
同Vaultは、RWA向けブロックチェーン基盤のPharos(ファロス)上で稼働する。メキシコ、タイ、フィリピン、インドネシア、パキスタンなどの新興国における個人向け小口ローンを対象に、最大年15%の利回りを提供するとしている。
リリースによると、同Vaultはローンチ時点で、投資家から3500万ドル規模の預入予定額を確保。事前預入キャンペーンでは5000万ドルを集め、48時間以内に上限に達したという。
R25は、新興国では銀行インフラや信用情報機関が十分に整っていない一方で、小口の個人向けローン需要が大きいと説明している。対象地域の現地借入金利は11〜30%に達するといい、グローバル投資家の利回り需要との間に大きなミスマッチがあるという。
同Vaultでは、借り手の行動データや取引データをもとにリスクを評価し、多数の小口ローンに分散する。利回りは、裏付けとなる個人向けローン資産からの収益とプロトコルインセンティブで構成される。
|文:平木 昌宏
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