暗号資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)の最高投資責任者(CIO)マット・ホーガン氏は4月21日付のブログ記事で、同社が新たにアバランチ(AVAX)のETP(上場取引型金融商品)を発売した理由を説明した。
ホーガン氏は、多くの人から「なぜ?」と問われたという。Avalanche(アバランチ)は時価総額で24番目の暗号資産(仮想通貨)で、400以上あるレイヤー1ブロックチェーンの1つに過ぎないからだ。
答えは2つの部分に分かれるという。第1にAvalanche自体の独自性だ。Ethereum(イーサリアム)やSolana(ソラナ)がそれぞれ独立したブロックチェーンであるのに対し、Avalancheは「ブロックチェーンのブロックチェーン」というアプローチを採用している。企業や政府機関が独自のルール、バリデーター、コンプライアンス基準を設定した専用チェーンを構築できる点が特徴だ。実際にBlackRock(ブラックロック)、Apollo(アポロ)、トヨタ、ワイオミング州、FIFA(世界サッカー連盟)などがパートナーに名を連ねており、Avalanche上でトークン化された現実資産(RWA)は前年比950%増の13億ドル(約2080億円、1ドル=160円換算)に達している。
第2の理由は「謙虚さを持って投資する」という原則だ。レイヤー1の競争はまだ初期段階にあり、どのチェーンが最終的に勝つかは誰にもわからない。こうした環境では、設計思想が本質的に異なるプロジェクトに注目すべきだとホーガン氏は主張する。
時価総額わずか40億ドル(約6400億円)のAvalancheのETPを発売したことは、巨大な市場機会に対する興味深い賭けだと同氏は結論づけている。
|文・編集:井上俊彦
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