暗号資産(仮想通貨)市場のセンチメントを測るAlternative.meの「Crypto Fear & Greed Index(暗号資産 恐怖と貪欲指数)」が4月23日、14ポイント上昇して46を記録し、1月18日以来約3カ月ぶりの高水準に達した。1日の上昇幅としても3カ月以上ぶりとなった。
この急回復は、トランプ政権が15%の世界的関税を課した影響でビットコインが約6万3000ドルまで下落し、同指数が2月23日に史上最低の「5」を記録して以来の反発局面にあたる。きっかけとなったのは、ビットコインが約20時間で5.9%上昇し、一時7万9400ドル付近まで回復したことだ。
ただし、指数は依然として「Fear(恐怖)」ゾーンにとどまっており、1月18日以降この領域を脱していない。ウォール街での機関投資家による暗号資産採用の進展や、ワシントンでの暗号資産に好意的な規制方針にもかかわらず、市場心理の本格的な回復には至っていないということだ。
同指数はソーシャルメディアへの投稿やGoogle検索ボリュームなど、個人投資家の動向を反映する指標をデータソースとしているが、現在は機関投資家に比べて個人投資家の活動が低調だと指摘する声もある。個人投資家の本格的な回帰が実現するかどうかが、今後の市場センチメント改善の鍵を握りそうだ。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock


