ポイント
・高値圏もみ合いも、今朝方7.7万ドル台に上伸
・イランは和平協議再開拒否
・米国は停戦無期限延期発表で7.7万ドルへ
・日米当局が予想市場へ懸念表明
昨日のBTC市場
昨日のBTC市場は引き続き高値圏でのもみ合い。

7.5万ドル(約1,195万円)台から強含み、7.7万ドル(約1,225万円)手前で跳ね返されると、一時7.4万ドル(約1,180万円)台に値を落としたが、足元では7.7万ドル台に値を伸ばしている。
BTCは、一時「決裂」した和平協議の再開への期待感などもあり、3月の戻り高値を更新。金曜日にイランのアラグチ外相がSNSで「停戦期間中はホルムズ海峡を開放する」と発言すると7.8万ドル台半ばまで値を伸ばした。
しかし、7.9万ドル付近のレジスタンスゾーンに跳ね返されると、米側が「核合意まではイランの海上封鎖を継続する」としたことにイランが反発、22日の停戦期限を前に協議の再開が不透明になる中、一時7.3万ドル台に値を落とした。
その後、協議再開に向けて情報が錯綜する中、ロイターがイラン高官が協議参加を検討していると報じ、NYタイムズも協議再開の見通しと報じると、BTCは7.6万ドル台に値を伸ばした。
しかし、ガリバフ議長は「米国の脅迫の影響下では交渉しない」とXに投稿、イラン国営放送も協議に参加するか未定と報じる中、BTCは7.6万ドルを挟んで一進一退の展開を続けた。
午後にかけて協議再開への期待感から日本株や欧州株、米株先物が堅調に推移する中、BTCは7.7万ドルに肉薄した。しかし、海外時間に入りトランプ大統領が停戦期限を延長せず、合意がなければ攻撃を再開するとしたこともあり原油価格が急上昇すると、米株先物が失速、BTCも7.5万ドル台に値を落とした。
その後、イランが協議再開を拒否、バンス副大統領もパキスタン訪問を見送るとBTCは7.4万ドル台に値を落としたが、続けてトランプ大統領が停戦の無期限延期を表明、さらに延期は最高指導者の承認を得るための前向きな動きという見方も一部で広がり、BTCは7.7万ドル台に値を伸ばしている。
本日のBTC市場
本日のBTC市場は引き続き底堅い展開を予想する。
結局、イランは代表団の派遣を見送り、期待された22日の停戦期限前の米イラン再協議は見送りとなった。一時、戦闘再開が懸念されたが、今朝の停戦無期限延期で事なきを得た格好だ。
AXIOSの記者によれば、停戦延期はイラン側が最高指導者からの許可を得るのを待っているからで、水曜日にも回答が出る見込みとのことだ。イスラエルの情報筋からの話でどこまで信ぴょう性があるかは不明だが、協議は中止というより延期に近いニュアンスで、市場はリスクオンで受け取っている。突き詰めれば、核問題に対するイランの回答をアメリカが受け入れるか否か、すなわち米側がそれでいいと受け入れれば終わる話だと見切っているせいか、市場は楽観ムードが勝っている。
ただし、ほぼ決まりと思われた再協議が流れ、トランプ大統領がしたくないと言っていた停戦延期が無期限で実現するなど、正直、想定の上を行く出来事が続いており、予断を許さず、慎重に事態を見極めるべきか。
ウォーシュ次期議長の公聴会は無難に終わった印象だ。候補者の中ではタカ派だったということで同氏の指名時には金利は急騰、BTCは大きく値を下げた経緯にある。ただし、現時点では承認されればパウエル議長から交替が見込めるということでポジティブに反応しそうだが、承認は現議長捜査との絡みで不透明だ。
Kelpハッキングに関連したETHが凍結される動きもある一方で、こうした度重なるDeFiの不祥事はウォール街のブロックチェーン採用に冷や水をかけるとの見方も浮上している。BTCはともかく、スマートコントラクト系のアルトコインへのダメージとなりかねない。
また日米当局からほぼ同時に予想市場への懸念が表明された。金融庁は予想市場は賭博に当たる可能性が高いと議会で答弁し、米当局もコインベースやジェミニを提訴した。こちらもアルトには打撃となりかねない。
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※この記事は「楽天ウォレット」のデイリーレポートを転載したものです。
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