MetaMask、暗号資産カードを米国で提供開始──Mastercard加盟店で利用可能に

暗号資産(仮想通貨)ウォレットMetaMask(メタマスク)を開発するConsensys(コンセンシス)は2月26日、暗号資産カード「MetaMask Card」の一般提供を米国全土で開始したと発表した。

メタマスクは2024年12月、MetaMask Cardの米国での試験運用を開始したが、ニューヨーク州の居住者は利用できないと発表していた。1年以上に及ぶ試験運用を経て、今回初めて、ニューヨーク州の居住者も利用可能となる。

MetaMask Cardは、Baanx(現Monavate)や、Mastercard(マスターカード)のグローバル決済ネットワークによって支えられており、1億5000万を超えるマスターカード加盟店でオンライン、実店舗問わず利用できる。Apple PayやGoogle Payへの登録にも対応しており、同カードにより、暗号資産決済が従来のカード決済と同様にスムーズに行えるようになる。

MetaMask Cardは、完全なセルフカストディ型である点が特徴だ。多くの暗号資産カードはカストディ型であり、ユーザーは取引所口座に資金を事前入金する必要があるが、MetaMask Cardは支払いの瞬間まで、メタマスクウォレット内でデジタル資産を管理し続けることができる。

MetaMask Cardのユーザーは、同カードを使用した全ての決済に対して、メタマスクの独自ステーブルコインmUSDでのキャッシュバックを受けられる。キャッシュバック率は、通常カード会員で最大1%、プレミアムカード会員で最大3%となっている。

メタマスクのプロダクトリードであるGal Eldar(ガル・エルダー)氏は、「MetaMask Cardは、暗号資産を見えなくするために設計された。暗号資産が消えるのではなく、日常生活にシームレスに溶け込み、オンチェーンとオフチェーンの境界線が完全に無くなる」と述べた上で、「世界中の何万人ものユーザーが、朝のコーヒーから婚約指輪まであらゆるものにMetaMask Cardを利用しており、今回、これまで利用できなかったニューヨークなどの地域を含む米国ユーザーにも提供できることをうれしく思う」と述べた。

|文・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock

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