暗号資産(仮想通貨)取引所Bitfinex(ビットフィネックス)と関連するトークン化証券取引プラットフォームBitfinex Securities(ビットフィネックス・セキュリティーズ)は27日、ルクセンブルクの投資ビークルAlkemya Metacoreを対象とした5000万ドル(約80億円、1ドル=160円換算)の資金調達を実施したと発表した。
今後、同社のリミテッド・パートナーシップ持分をトークン化した「ALKN」をビットフィネックス・セキュリティーズで二次市場取引に提供する予定だ。
ALKNは、Alkemya Metacoreの持分をブロックチェーン上で表現するトークン化証券。同社の主要資産は、純度99.99%の高純度ニッケル線約700万メートルで、独立評価では約16億ドル相当とされる。ニッケル線はスイス・ルガーノの高セキュリティ保管施設で管理されている。
ビットフィネックス・セキュリティーズは、従来は産業サプライチェーン内で流通していたニッケル関連資産を金融商品化することで、担保としての活用や継続的なヘッジ取引など、新たな用途を可能にすると説明している。
今回調達した資金は、Alkemya Metacoreの事業子会社Green Transitional Metalsを通じ、高機能ニッケル製品の開発・商業化に充てられる。用途としては、電磁波シールド(EMIシールド)、航空宇宙・防衛、半導体、電力・産業システム、グリーン水素、希少金属・貴金属の回収などを想定している。
ALKNの発行はエルサルバドル国家デジタル資産委員会(CNAD)が監督する規制の下で行われ、ビットフィネックス・セキュリティーズによると、同国のデジタル資産規制に基づく過去最大規模の案件となる。
ALKNはLiquid Network(リキッド・ネットワーク)上で発行され、保有者は所定の契約を通じてAlkemya Metacoreのリミテッド・パートナーとなり、ニッケル関連事業の販売・利用などから生じる収益に連動した分配を受ける。
|文・編集:Shoko Galaviz
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