香港でステーブルコイン発行ライセンスを持つAnchorpoint Financial(アンカーポイント・フィナンシャル)は8月12日、香港ドル建てステーブルコイン「HKD At Par(HKDAP)」の第1段階となるベータ提供を開始したと発表した。
香港当局が導入したステーブルコイン免許制度に基づく初の発行となり、まずは機関投資家や企業、プロ投資家などを対象に提供するという。
今後は利用対象を段階的に広げる方針だ。アンカーポイントはHKDAPの主な用途として国際送金のほか、トークン化されたRWA(現実資産)の決済や流通を挙げている。
アンカーポイントは、ブロックチェーン上で24時間365日の送金・決済を可能にすることで、取引時間やコストの削減、流動性や業務効率の向上につなげるとしている。
香港ではデジタル資産の国際拠点を目指す政策の一環としてステーブルコインの規制整備を進め、2025年8月に免許制を柱とする規制制度を施行した。
香港金融管理局(HKMA)は2026年4月、アンカーポイントとHSBC(香港上海銀行)に初のステーブルコイン発行者ライセンスを付与しており、今回のHKDAP提供開始によって制度の実運用が始まった形だ。
ベータ提供の開始に合わせ、香港で規制下の暗号資産取引サービスを展開するOSL Group(OSLグループ)とHashKey Exchange(ハッシュキー・エクスチェンジ)は、HKDAPの認定販売業者として参加するとそれぞれ発表した。
|文:平木 昌宏
|画像:Anchorpoint公式サイトより(キャプチャ)


